Nucleo
“核家族”を想起させるタイトルの『Nucleo』は、オランダ出身でオーストラリアを拠点とするWouter Van de Voorde自身の家族の一生をたどるビジュアル・オデッセイであり、彼の息子フェリックスの誕生から始まり、実家近くの自然保護区、クーレマン・リッジでの黄昏時の散歩中に撮影された最新の瞬間にまで及ぶ。『Nucleo』の根底には、孤立というテーマがある。この本に描かれている家族は、自給自足の状態で存在しているように描かれている。物語は、オーストラリアのブッシュの真ん中で共有する瞬間を通して展開している。
本書は、10年にわたる広大で進化する家族の旅を表現するようにデザインされている。デザインは2つ折りの横長レイアウトを採用。本を開くと、典型的な時系列の流れが覆される。読者は2023年9月の最新イメージに出会い、逆順で読むように促される。この折りたたみ技法は、視覚的なパターンと自然なパターンを並置することを可能にすると同時に、広がりのある物語の中で従来の時間の概念に挑戦している。
― 出版社説明文より
*プリントの種類は選べません。
- 判型
- 320 × 240 mm
- 頁数
- 240頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2023
- 言語
- 英語
- エディション
- 500