浮遊物
2012年、細倉が台北にてアーティスト•イン•レジデンスに参加している際にこのシリーズは始動した。媒体の重要性に対してのイメージの非物質性を、アナログとデジタルプリント技術を複雑に駆使して製作することで表現した。
曖昧で、固定されていないそれぞれのイメージは、まるで作品のなかで永遠に浮遊しているようである。今回の熱にかかった様な経験を通じて、細倉は写真というものは、その物質性と視感の間で漂っている曖昧なミディアムであると思うようになった。熱帯の自然、気候、活気あふれる若者といった要素を写真という形式で新感覚なものに変貌させた。
- 判型
- 295 x 190 mm
- 頁数
- 80頁
- 製本
- ソフトカバー、透明ビニールケース入
- 発行年
- 2014
- 言語
- 和文、中文、英文
- エディション
- 500