Camp Okinawa
「日本の戦後史の特徴はアメリカニゼーション(米国化)、と私は語ってきた。
米軍基地に張り巡らされた有刺鉄線と金網の網目から、じわじわっとアメリカが染み出して、
日本全土に広がっていった、というイメージである。」
― 東松照明
「沖縄に基地があるのではなく基地の中に沖縄がある」と東松照明が述べた1969年より40余年を経てなお、米軍は沖縄に駐在している。氏が眼差した「基地の中の」沖縄は、いかに代わり、あるいは変わらなかったのか。否定しえぬアメリカのプレゼンス、そして基地がもたらした文化とあまりにも鮮やかな色彩を透徹した構図で捉える。
- 判型
- 260 x 234 mm
- 頁数
- 160 頁、掲載作品140点 (カラー74点)
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2010
- 言語
- 日本語