The Outlands, Selected Works
The Outlands, Selected Works
カラー写真のパイオニア、ウィリアム・エグルストンの1960年代から1970年代にかけての未公開写真約100点を収録。
1969年から1974年にかけてエグルストンが撮影した写真シリーズ「The Outlands」は、その後数十年にわたり作家が展開し続ける画期的な視覚的テーマと語彙を確立したものです。鮮やかな色彩と深い郷愁の念が、エグルストンの息を呑むような作品群全体に響き渡っています。エグルストンの息を呑むような作品には、鮮やかな色彩と深い郷愁が息づいています。看板、車、道端の風景などのモチーフは、アメリカの風景を象徴するもので、写真家たちの世代にインスピレーションを与えました。広大な田園風景の中に停められた、ドアを開けたウッドパネルのステーションワゴン、ミシシッピ州サムナーの実家のムーディーな室内にいる作家の祖母など、忘れがたいイメージを徹底的に選び抜いた本作は、エグルストンのダイナミックで実験的な活動を象徴しています。その作品の幅広さは、彼の象徴的な風景を再び活気づけ、移り変わるアメリカ南部の新たな視点を形成しています。
90点の鮮やかなコダクローム写真とディテールに付随して、高い評価を得ている作家Rachel Kushnerによる文学的で架空のテキストが、深南部をトレッキングするヒッチハイカーたちの物語を想像させます。Robert Slifkinによる新しい研究は、マルセル・デュシャン、ダン・グラハム、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・スミッソンの作品との親和性を提案し、エグルストンの作品の美術史的意義を再考しています。ウィリアム・エグルストン3世による序文では、この一連のイメージの選択と配列のプロセスについて重要な洞察を示しています。
― 出版社説明文より
- 判型
- 375 × 273 mm
- 頁数
- 224頁、掲載作品123点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2022
- 言語
- 英語
- ISBN
- 978-1-644230-77-0