旅するシマ
海を越え、時を越えて、沖縄を眼差す旅
ウチナーンチュの生きる場所を〈シマ〉と呼ぶならば、それは世界中に遍在している。
シマからシマへとウチナーンチュを訪ねあるいた写真家の軌跡は、いつしか沖縄の復興と再生の歴史を描きだしていた。離島の静寂と市場の喧噪、受け継がれる祭祀とカウンター・カルチャー、そして遠く異国の地に刻まれた沖縄系移民の足跡――氏の代表的作品を集成する131点。解説:新城和博。
嘉納辰彦(かのう・たつひこ)
1952年、那覇市生まれ。74年、東京写真専門学院卒。76年、大城弘明氏らと写真家集団「あーまん」設立。85年、平敷兼七氏と写真雑誌「美風」創刊。写真集に『クーバミスタ アジマー』(文・金城艶子、沖縄キューバ友好協会、2009年)『もうひとつのウチナー――海を渡った島人』(ボーダーインク、2010年)ほか。
― 出版社説明文より
- 判型
- 235 × 257 mm
- 頁数
- 146頁、掲載作品131点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2011
- 言語
- 日本語
- ISBN
- 978-4-624-90026-7