Sumo
ポーランドの写真家であり映画監督でもあるトマシュ・グゾバティは、その完璧な構図、細部に至るまで注意深く考慮され、精密に選ばれた画像フレームで知られている。しかし、彼の相撲シリーズへのアプローチはまったく異なる。日本の国技である相撲へのオマージュとして、グゾバティは「アレ・ブレ・ボケ」という反抗的な美学で被写体と向き合っている。このスタイルは、1960年代の日本で、当時の一般的なフォトジャーナリズムの規範に対抗するものとして発展した。グゾバティは写真の助けを借りて、言葉を超えたドキュメントを捉えることのできる視覚的言語を創造しようと試みている。今回の『Sumo』では、これまで知られていなかった彼の芸術活動の一面を紹介している。
― 出版社説明文より
- 判型
- 232 × 184 mm
- 頁数
- 432頁、掲載作品300点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2023
- 言語
- 英語
- ISBN
- 978-3-7757-5195-7