さよならアメリカ
アメリカへの、
そしてニッポンへの<さよなら>
「私の<沖縄>は、沖縄に対する一人のヤマトんちゅとしての負いからから始まった。それを原罪といってもよい。」― 森口豁
テレビ・ディレクターとして、写真家として、そしてひとりの〈ヤマトんちゅ〉として1950年代より沖縄の離島を歩きつくし、祖国復帰へとむかう狂騒のかげで米軍統治下の不条理を生きる人びとの、声にならぬ叫びを捉えつづけた氏の作品を集成。沖縄現代史の空白として葬られつつある〈アメリカ世〉の現実をなまなましくよみがえらせる113点。解説:仲里効
― 出版社説明文より
森口豁(もりぐち・かつ)
1937年、東京生まれ。琉球新報を経て日本テレビ入社、数々のドキュメンタリー番組を手がける。87年、テレビ大賞優秀個人賞、日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞。2005年、沖縄タイムス出版文化賞受賞。著書に『子乞い』(マルジュ社、1985年)『だれも沖縄を知らない』(筑摩書房、2005年)『米軍政下の沖縄』(高文研、2010年)ほか。
- 判型
- 234 × 258 mm
- 頁数
- 142頁、掲載作品113点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2011
- 言語
- 日本語
- ISBN
- 978-4-624-90027-4