Saul Leiter: In Stillness
『Saul Leiter: In Stillness』は、ソール・ライターの友人である写真家・井津由美子がライターが亡くなって3週間後に撮影したアトリエ内部、そして2018年から2019年にかけてライターが残した遺品を撮影した作品で構成されている。ライターは膨大な数のものを遺している。カメラとプリントとスライドと未現像フィルム。油絵と水彩画とスケッチブック。時計と手紙と詩。書物とユダヤ聖典。日本製の藁のブラシと鍵。『Saul Leiter: In Stillness』はイーストヴィレッジにある彼の仕事場や住居空間や中庭、彼が愛おしみ大事にしてきた遺品を通して、ソール・ライターの人生を辿るプロジェクトである。ライターは煉瓦造りの建物が並ぶ数ブロックの狭いエリアで、彼の周りに存在するたくさんの美しいものを見出した。「神秘的なことは、身近な場所で起きる」という彼の言葉をそのまま体現するかのように。
― 出版社説明文より
- 判型
- 300 × 220 mm
- 頁数
- 120頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2020
- 言語
- 英語、日本語