サハリン
写真家の石川直樹はロシアのサハリン、日本時代には「樺太」と呼ばれた北の地を訪れました。
「ぼくがこの地にこだわるのは、青森や北海道を入口にして、北方の世界を島の連なりとしてとらえ直してみたいという気持ちが強いからである。島は海に囲まれているからといって、人もモノもそこにとどまっているわけではない。特にサハリンは、歴史の波にもまれて多くの入口と出口を持っている。そのことをもっと深く、身体で知りたいと思ったのだ。」― 石川直樹
2009年の冬と2014年の夏、それぞれの季節で全く異なる表情を見せるサハリンで、石川はウイルタ、ニヴフといった先住民族の営みや文化に出会い、この土地に刻まれた歴史に触れます。本作品は、さまざまなプロジェクトを通して独自の視座を開拓してきた石川が、現在のサハリンを通じて見た新しい世界の見地です。
― 出版社説明文より
- 判型
- 257 × 210 × 10 mm
- 頁数
- 128頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2015
- 言語
- 英語、日本語
- ISBN
- 978-4-865870-98-5