ソウルの公園
COVID-19や都市公園の日没法により、公園の価値がこれまで以上に高まっていることを実感し、そこに集められた時間と風景を紹介する『ソウルの公園』を刊行しました。パク・ヒョンソンの写真は、私たちの生活や季節の移り変わりの中にある自然の美しさを目の当たりにさせてくれます。遠くに行かなくても、彼の作品のおかげで、私たちの生活に密着した装飾品のような日々を見ることができます。本書収録のKim Mokinの言葉は、彼の手紙を通して、静かな午後の公園での散歩に私たちを誘います。語り手がベンチで書き留めた行間の暗示が、公園でゆっくりと流れる時間を描いています。ソウルという都市の中で対峙する静けさは、私たちに公園の貴重さを思い出させてくれます。何気ない時間が、ふとした瞬間に喜びや安らぎ、勇気を与えてくれます。
『ソウルの公園』を完成させた私は、自然から得られる人間の安らぎが、自然への礼儀につながることを掴みました。この本が、「共に生きる喜び、存在の尊さ」を共有する道具になることを願っています。そして、森の中での公園と人と命の交わりが、いつまでも消えないことを願っています。願わくば、私たちの周りにあるこれらの存在が、私たちの記憶から消え去ることなく、ソウルの素敵な場所としていつまでも残ってほしいと思います。
― イ·ジェヨン(6699press)
- 判型
- 230 × 171 mm
- 頁数
- 256頁
- 製本
- ソフトカバー、ケース
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語、韓国語