边缘及边角料/Offcut, the Edge
私が上海からサンフランシスコに飛んだのは2014年8月11日のことだった。それは15000キロを超える移動であり、辿り着くまでに10時間50分間を費やした。上海とサンフランシスコには15時間の時差があり、それに慣れるのに三日間はかかったであろう。少なくとも一日10時間は寝ていたのではないだろうか。
この作品の基礎となるものは、そんな私自身の新たなる土地における日常生活と想像力である。私は、今暮らしている都市からは一定の精神的な距離を置くことを努めている。そうすることで街の名所やショッピングモールなどを含めた地域の印象は、非現実的な架空都市へと成り代わった。その風景はあたかも、現実空間を記憶の結合という手順により変質させた、おとぎ話の都市。人々はまるで霧の中から姿を表すかの様だ。微妙にねじの外れたそれらの風景は、異常だが興味深い世界へと私をいざなう。何よりもこれらの写真は鑑賞者に、再度観ること、近寄ること、そして他の側面から見た世界にはいったい何が存在しているのか知りたいと欲することを強要しているのではないだろうか。
― ディストリビューター説明文より
- 判型
- 240 x 320 mm
- 頁数
- 64頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行日
- 2017
- 言語
- 英語、中国語
- エディション
- 500