ネオンサイン
藤倉はいつも1960-70年代の、彼が生まれる前に流行していたであろう服装で登場する。
その時代を偏愛しているのだろう。であれば、その藤倉がミニマルアートやコンセプチュアルアートの時代を
今更のように追いかけているのは至極納得できる。
(中略)
ニューヨークとバンクーバーのように、東京と札幌も対比できるとするならば
この地での活動は、離れていることの独自性と本当は大きな流れを意識しているにも関わらず
しってか知らずかの飄々とした強さ、そういった要素が、実はこの実験的で趣味的に見える
藤倉の作品に美術史を関連させて遊ばせる要素を生み出しているように感じるのだ。
― 細川麻沙美(本書解説より抜粋)
- 判型
- 297 × 420 mm
- 頁数
- 32頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 200