In Praise of Shadow
私は安藤忠雄氏によって生み出されたこの建築物の「美しい曲線と直線」、「繊細に計算された光と影」、それらすべてのコントラストに一瞬にして魅了されシャッターを切り続けました。
この研ぎ澄まされた空間は、普段自分自身がモノクロの撮影で大切にしている「階調」を、緻密に表現しているように感じ引き込まれていきました。さらに時間や季節によって、幾通りにも姿を変えられるよう創られていることに深い感銘を受けました。
安藤氏によって創り出された、この「兵庫県立美術館」が物語る「陰翳礼讃(In Praise of Shadows)」の世界を少しでも今作で表現できたらと思います。
― Takay
- 判型
- 210 × 280 mm
- 頁数
- 104頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2022
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 850