熱き日々 in オキナワ
そこには愛があった。
故・東松照明が「ミイラ取りがミイラになる直前の危うさのなかで見た人生の 裸形がここに投げ出されてある」と評した伝説のデビュー作が、30年という長 い封印を経て、ここにふたたび発表されます。日本への復帰まもない1975年の沖縄で、22 歳の石川真生は、英語もしゃべれないなか、外人バーに飛び込みま す。堂々と米兵との恋愛や青春を楽しむ沖縄や本土の女性。そして彼女たちとの恋愛に身をやつす米兵。
ベトナム戦争の終わりかけた激しい時代に生きる男女の、生命力あふれる姿と 沖縄を、石川はシャッターに収めました。女性たちと黒人兵への、人生讃歌、愛の讃歌がありありと描かれています。
2011年にさがみはら写真賞を受賞し、近年国内外でますます注目を浴びる石川真生の、待望の写真集です。
女たちはその街でノビノビと生きていた。
明るくて、たくましくて、強い女たち。
1977 年までの2 年余り、私はこの世界にどっぷり浸かって 青春を謳歌した。
この時撮った写真は、私の原点だ。
石川真生(あとがきより)
― 出版社説明文より
- 判型
- 257 x 192 mm
- 頁数
- 96頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2013
- 言語
- 英語、日本語