永遠の花
若手写真家ナンバーワンの12冊目の写真集。2000年の旅で初めて出会った、墓地に手向けられた造花だけでまとめられた写真集。メキシコ、グアム、サイパンなどでは、死者を弔うのに、照りつける太陽に、生花では保たないから造花を使う。蜷川は、これまで何回となく旅をし、その造花を撮りためてきた。ほとんどの写真は、強い太陽光線に輝く原色の造花のアップだが、場所が墓地であることの分かる写真も要所に配する。まるで生花であるかのような写真からはじめ、ページをめくるうちに首をかしがせるような構成になっている。きれいで、かわいくて、重たい写真集である。
― 出版社説明文より
- 判型
- 195 x 277 mm
- 頁数
- 120頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行日
- 2006
- 言語
- 英語、日本語