Cheung Chau Sunrises
写真家のマイケル・ウルフは、一連の作品の中で、香港の湾から昇る朝日という力強い自然の光景を表現しています。このように、彼は写真を絵画の次元に拡張し、自由というモチーフを扱っているのです。
ウルフは、香港沖の長州島にある自宅から、2年間にわたり毎朝5時半から7時半の間、日の出を撮影し続けました。この枠組みの中で、絵画的かつ地形的な新しい写真シリーズのコンセプトを開発しました。これらの時間を超越した儚い自然の光景の魅力的な写真は、大都市のスペースの欠如や経済状況への適応に焦点を当てたウルフのこれまでの作品に対抗するデザインとして登場するものです。彼の社会批判的な作品の文脈では、この「空と地平線の発見」は、まさにこうした極端な労働・生活条件の代名詞である場所での自由の徴候として理解されることになります。
― 出版社説明文より
- 判型
- 284 × 220 mm
- 頁数
- 104頁、掲載作品80点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2019
- 言語
- 英語
- ISBN
- 978-3-9819805-5-4