speculum majus
ドイツを拠点に活動する写真家キム・インスクは、日常的な空間で現代人が経験する人間の本能的感性や孤独を題材にする。奇妙で秘密めいた表情を持つ女性、近代建築のホテル・ファサードを背景にする人間本来の姿、男性の欲望に露にされた女性などを通してキム・インスクは肉体、若さ、美しさ、芸術そのものの商品化への批判を作品でみせる。第1 回イルウ写真賞(韓国、2009)受賞記念として制作されたこの写真集は存在と死の共存、笑いと嫌悪、驚きと恐怖といった、極端的な人間の感情を刺激する作品を収録、作家の繊細かつ感覚的な作品を見ることができる。
― 出版社説明文より
- 判型
- 255 x 325 mm
- 頁数
- 100頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行日
- 2010
- エディション
- 500
- ISBN
- 978-89-962954-7-1