ピカドン
反骨の報道写真家が、15年にわたり広島の被爆者一家を追った“伝説”の写真集。 半世紀の時を超えて、ついに復刊!
2015年に、94歳で亡くなった報道写真家・福島菊次郎。 彼が広島の被爆者・中村杉松一家を15年にわたって撮り続けた、歴史的な記録写真集です。
広島と長崎の悲劇は、被爆直後の惨状や原爆病院の存在だけではありません。
福島菊次郎が追い続けた中村さん一家の窮状は、決して特別なことではないのです。
福島自身も苦しみながら被爆者のその後をカメラで追った問題作!!
世界で唯一の被爆国として、後世に遺さなくてはならない一冊が、ついに復刊します。
― 出版社説明文より
この写真集は多くの紛糾を持ち込むことになるかも知れない。だが、仕方がない… と私は思うのだ。これによってヒロシマの土にうもれつつある不幸の実態を少しでも明るみに出すことができ、このことを通じて人類のために何らかの貢献をなしうるだろうと信ずるからだ。
― 福島菊次郎(1961年6月)
- 判型
- 264 x 190 mm
- 頁数
- 122頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行日
- 2017
- ISBN
- 9784835454917