Baumkuchen
羽田の写真は、わたしたちの日常的な生活を切り取っているようで、”人生”や”世界”といった大きな視点を含んでいることが、その魅力であろう。
本書タイトル『Baumkuchen』は、木の形をしたお菓子・バウムクーヘンのことだ。人生とはたくさんの小さなもの、たとえば日常だとか日々のくらしの積み重なりなのだと、それらを繋ぎ重ね積み上げるという意味でバームクーヘンとなづけられた。海岸沿いの風景や、深い繋がりを感じさせるポートレートに至るまで、『Baumkuchen』は予定不調和な日常の断片を、丁寧に編みこんだ一冊。
- 判型
- 220 x 270 mm
- 頁数
- 80頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2015