ユージン・スミス: A Life in Photography
生きている動き, 生きている世界, その面白さ, その悲劇を追求して──
あるがままの人生をとらえた写真家
W.ユージン・スミス(1918-1978)は、写真史上、もっとも偉大なドキュメンタリー写真家のひとりです。グラフ雑誌『ライフ』を中心に「カントリー・ドクター」、「スペインの村」、「助産師モード」、「慈悲の人」など数多くの優れたフォト・エッセイを発表し、フォト・ジャーナリズムの歴史に多大な功績を残しました。とりわけ日本とのかかわりが深く、17歳のときニューヨークで偶然であった日系写真家の作品につよい感銘をうけ写真の道を志すきっかけになったこと、太平洋戦争に従軍して、戦争の悲惨で冷酷な現実をカメラで世に伝えんとして自らも沖縄戦で重傷を負ったこと、戦後の日本経済復興の象徴ともいえる巨大企業を取材した「日立」、その経済復興の過程で生じた公害汚染に苦しむ「水俣」の漁民たちによりそった取材などがあります。
― 出版社説明文より
- 判型
- 160 x 190 x 20 mm
- 頁数
- 208頁、作品150点
- 製本
- ハードカバー
- 発行日
- 2017
- 言語
- 日本語
- ISBN
- 978-4-904845-95-0