1979年生まれ。大阪ビジュアルアーツ放送・映画学科卒業後、2002年より写真を撮り始める。2008年、自身の家族の日常を赤裸々に撮った「母恋 ハハ・ラブ」を赤々舎より出版。鮮烈にデビューし、世間に重い衝撃を与えた。2013年には、新宿歌舞伎町でホステスとして夜の人々と生きながら撮った「ゼィコードゥミーユカリ」をZen Foto Galleryより出版し発表した。近年の著作に「orange elephant」(2015年、Zen Foto Gallery)、「cheki」(2018年、Morel Books)、「焦がれ死に die of love」(2018年、Zen Foto Gallery)、「SHINING WOMAN #cancerbeauty」(2020年、Zen Foto Gallery)、「母恋 ハハ・ラブ」新装版 (2021年、Zen Foto Gallery)、「Toxic」(2022年、Zen Foto Gallery)、「ゼィコードゥミーユカリ」新装版(2023年、Zen Foto Gallery)がある。

また、国内のみならず海外での活躍も目覚ましく、2016年には香港のBlindspot Galleryにて開催された「Shikijo: Eroticism in Japanese Photography」展、2018年5月にはロンドンのDaiwa Foundation Japan House Galleryにて開催されたグループ展などに参加し、2019年には、がんと闘い向き合う女性のポートレートプロジェクト「SHINING WOMAN PROJECT」を立ち上げた。2022年、パリのヨーロッパ写真美術館のグループ展「Love Songs」に出品した「母恋 ハハ・ラブ」が同館のコレクションとして収蔵された。また、同年のKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭において開催された10人の女性写真家によるプログラム「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」や2024年のアルル国際写真祭アソシエイトプログラムにおいて開催された「TRANSCENDENCE」にも作品を出品している。

出版物

2008 -『母恋 ハハ・ラブ』赤々舎(日本)
2013 -『ゼィコードゥミーユカリ』禪フォトギャラリー(日本)
2015 -『orange elephant』禪フォトギャラリー(日本)
2018 -『cheki』Morel Books(イギリス)
2018 -『焦がれ死に die of love』禪フォトギャラリー(日本)
2020 -『SHINING WOMAN #cancerbeauty』禪フォトギャラリー(日本)
2021 -『母恋 ハハ・ラブ』(新装版) 禪フォトギャラリー(日本)
2022 -『Toxic』 禪フォトギャラリー(日本)
2023 -『ゼィコードゥミーユカリ』(新装版) 禪フォトギャラリー(日本)

個展

2004 -「我家の幸い家庭ーその時は、死んでもいいと思ったよー」ニコンサロン(東京、大阪)
2005 -「殿村任香写劇ー○三○五ー」UPLINK(東京)
2007 -「ビバホステスライフ」クラブ銀子(東京)
2011 -「mama 恋 love 」trunk gallery81 (ソウル)
2013 -「ゼィコードゥーミーユカリ/母恋・ハハ ラブ」 禪フォトギャラリー (東京)
2016 -「orange elephant」禪フォトギャラリー (東京)
2016 -「orange elephant」ギャラリーアバウトアート(ポンテベドラ、スペイン)
2018 -「焦がれ死に die of love」禪フォトギャラリー (東京)
2020 -「SHINING WOMAN #cancerbeauty」禪フォトギャラリー(東京)
2021 -「Paint Cheki」 Place M (東京)
2021 -「SHINING WOMAN #cancerbeauty」 岡山市男女共同参画社会推進センター (岡山)
2022 -「Love」禪フォトギャラリー(東京)
2023 -「ゼィコードゥミーユカリ新装版刊行記念展」禪フォトギャラリー(東京)

グループ展

2008 -「THE EXPOSED #3」G/P GALLERY(東京)
2009 -「THE EXPOSED #4」CASO(大阪)
2009 -「雑誌が選ぶ今最も期待する若手作家展」リコーフォトギャラリー「RING CUBE」(東京)
2009 -「8 Photographers Experiment」AKAAKA(東京)
2011 -「日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011」 ザ・プリンスパークタワー(東京)
2012 -「nofound photo fair」(パリ)
2013 -「TOKYO PHOTO」 (東京)
2013 -「Fotofever」(パリ)
2014 -「Fotofever」(パリ)
2015 -「Cork Photo」(アイルランド)
2015 -「Fotofever」 (パリ)
2016 -「色情・情色:日本攝影中的情與色」 Blindspot Gallery (香港)
2017 -「i am an ‘object’」 禪フォトギャラリー (東京)
2018 -「Double Method」 Daiwa Foundation Japan House Gallery (ロンドン)
2020 -「Photobook and Print」 La Galerie Paris 1839 (香港)
2021 -「Women are fashioning」 Three Shadows Photography Art Center (廈門)
2022 -「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」 KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 (京都)
2022 -「Love Song」 ヨーロッパ写真美術館(パリ)
2024 -「TRANSCENDENCE」 Les Rencontres d'Arles アルル国際写真祭(アルル)

受賞

2003 - Nikon Juna21入賞。

殿村任香のプリント

殿村任香の書籍

Signed Toxic

殿村任香

35.97

Love Songs - Photographies de l’intime

荒木経惟、ラリー・クラーク、Nan GOLDIN、サリー・マン、JH エングストロム、榮榮&映里、殿村任香、林志鹏、コリエ・ショア、題府基之、Various Artists

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