影泥棒
「誰かの大事なものを盗んでいる。その手段なのかもしれない。私にとって写真を撮るということは。」
― 竹谷出
常に移ろいゆく事物の”影”は、写しとられることで顕在化します。日本中を旅して撮影された写真群は究極まで抽象化され、細部がとろけて空間そのものの肖像のようです。全編にわたりカリタイブで制作された99のイメージが独特のリズムで連鎖してゆく。
写真家のさがを浮き彫りにする原始的な衝動が圧縮された一冊です。
― 出版社説明文より
- 判型
- 195 × 267 mm
- 頁数
- 144頁、掲載作品99点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2020
- 言語
- 英語、日本語