100 Children
現代の子どもたちは個性豊かである。
その子どもたちから感じる個性とはどこにあるのか?
多くの割合が服装や髪型など外側によって演じられているのではないか。
そのことを一度、解放してすることで、本来の個性が浮かびあがるのではないか?
それを写し出すために、表層的な個性をなくしてみようと試みた。
まずはひとつの行為として、同じ服装をしてもらい、外側を均等化してみる。
この段階で既に外側の個性の半分は奪われ、本来の個というものがうっすら見えてくる。
次にその人が持つ行動を導き出すため「丸いもの」をいくつか使い、肌の色や顔立ちなど個々が持っている雰囲気で直感的にカテゴリーにわけてみる。
その平均化されたグループの中でも挟むという行為をすることで、さらにそれぞれの仕草や癖が浮かび上がりより違いを見いだすことができる。この均等化された状態を標本的に見比べてみると個性の違いがはっきりと浮かび上がってくるだろう。
- 判型
- 287 x 222 mm
- 頁数
- 128頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2009