White Album
喪失の哀しみと忘却へのあらがい。弟・泰蔵の生きた証を兄・征太郎は作品へと刻む。
画家 黒田征太郎と陶芸家 黒田泰蔵の最初で最後の共作。
2021年4月13日、陶芸家の黒田泰蔵が75歳でこの世を去った。
兄で画家の黒田征太郎は弟・泰蔵が半生をかけてたどり着いた白磁作品を来る日も来る日も描き続けた。悲しみに暮れる日々を過ごすのではなく、弟の愛した自らの絵で弟の生涯の極致を描くこと。それこそが兄がえらんだ追悼だった。悼みを忘れることで、残された人は前に進むことができる。それならば俺は、弟を失った悼みも抱え続けて生きてやろう。征太郎は泰蔵の生きた軌跡を、その記憶とともに1つの作品集へと綴じた。喪失の哀しみ、忘却の悔しさにあらがうように。
画家 黒田征太郎と陶芸家 黒田泰蔵、兄と弟、1度きりの共作をここに。
― 出版社説明文より
【セット内容】
1:黒田征太郎 白磁画(原画)
黒田征太郎が黒田泰蔵の白磁を描いた原画を、すべてのBOXに1枚封入します。(絵柄はランダムとなります)
2:ムックブック『White Album』
黒田征太郎が黒田泰蔵の白磁をベースに制作したアクリル作品をフォトストーリーで紹介。さらに泰蔵が生前に兄・征太郎について語ったインタビューほか、2019年に征太郎が伊豆高原の泰蔵のもとを訪れた様子をドキュメントでお届けします。
3:複製ノート『泰蔵のことの MEMO』
黒田征太郎が黒田泰蔵の記憶を綴った直筆ノートを完全再現。
- 判型
- 335 × 242 × 30 mm
- 製本
- ソフトカバー、ハードカバー、ケース
- 発行年
- 2023
- 言語
- 日本語