VESSEL - XYZXY
『VESSEL - XYZXY』(2016)は、小山泰介が初めて「身体」をモチーフに制作した作品です。彫刻家、名和晃平と振付家、ダミアン・ジャレによるパフォーマンス作品『VESSEL』から派生した本作は、名和とのコラボレーションによって制作され、『あいちトリエンナーレ2016 トランスディメンション』展で発表されました。本作で小山は、パフォーマーの身体を3Dスキャニングした画像データを用いて、デジタル・イメージに変換された「器としての身体」にリアリティは宿るのかということをテーマに、コンピュータでシミュレーションされた3D空間でパフォーマーの身体の角度や位置、光源を調整し、そのキャプチャー画像をプリントアウト、さらにそのプリントをハンドスキャナーで再スキャンして作品化しました。タイトルの「XYZXY」は3D空間と2D画像の座標軸を表しています。
パリを拠点とするRROSE EDITIONSとの共同出版によって発行される本書は、シルバーとブラックの2色で印刷され、光の反射によってシルバーの光沢感が変化する美しい仕上がりとなっています。
― ディストリビューター説明文より
- 判型
- 240 x 335 mm
- 頁数
- 128頁、掲載作品92点
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2017
- 言語
- 英語、日本語