ともだち
木村は、布団の上で繰り広げられる3人家族の姿を俯瞰で撮影した「ことば」で、2014年度キャノン写真新世紀で佳作を受賞しました。
また同年エプソンイメージングギャラリーエプサイトで「ことば」展を開催しました。
今回はトイレでうんちをしているご自身の息子を撮影しています。
父親として自分でお尻が拭けない小さな息子に付き添い、排泄を手伝いながら、
毎回子どもが見せる千差万別の表情をカメラに収め、作品としてまとめました。
そこに写し出された息子の表情は、何とも言えずかわいらしく、無邪気さ、
一生懸命さがひしひしと伝わってきます。
「子どもって一日一日が一生懸命で、排泄をするのもその一つなのだと思うんです。
子どもにとってのうんちとは、汚いものではなく親しい仲間のようにとらえているように思える」と木村は語っています。
この写真集にはなにも難しいことはなく、老若男女、全世界の人達が楽しめるものだと思います。
我々は普段他人が排泄をする姿をあまり見る事はありません。
密室での“いきる”という行為を観察し、人間というもの観察する、そのような写真集になれば良いと考えております。
― 出版社説明文より
- 判型
- 188 x 188 mm
- 頁数
- 76頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行日
- 2017
- 言語
- 日本語