shashasha 写々者

インド・ニューデリーを拠点とする写真家バハラ・シッカが主宰する『Neither』。南アジアの現代写真を紹介するインド発の画期的な新雑誌で、固定観念やレッテルを超えた写真実践の多様性を強調している。

近年のパンデミックから生まれた『Neither』は、南アジアやディアスポラから生まれた新しく実験的な写真実践のための場を作ることに関心を寄せている。しかし、彼らの究極の目的は、地域、国家、アイデンティティに基づくレッテルを避けることであり、そのため、この出版物はこれでもなく、それでもない（neither this, nor that）。本書は壮大な物語を提供するものではなく、写真を前景化するものである。あらゆる場所からの創造的な制作を歓迎し、制作者や寄稿者が経験したままの人生を反映する。そのすべての構成要素に共通するのは、視覚的言語へのコミットメントと、それが私たちの世界理解を形成する方法である。

この『Neither』創刊号では、このメディアを使って活動する15人のアーティストを紹介する： Millo Ankha、Olgaç Bozalp、Philippe Calia、テンジン・ダクパ、Kapil Das、チャーリー・エングマン、Devashish Gaur、Abhishek Khedekar、Katrin Koenning、アヌ・クマール、Sathish Kumar、Akshay Mahajan、Kaamna Patel、Miraj Patel、ロレンツォ・ヴィットゥーリ。

本書デザインは、フランスの出版社であるLoose Jointsが担当している。