写真同人誌九州 II
どのようにテーマを決めたのかは定かでは無いがきっと酒の席だろう。
元々1号にも書いたように、「ここ九州に生まれ、九州で育ち、そして九州で暮らしている私たちが九州から発信していくこと」が目的なので、正直テーマなど決める必要性はないと思っていたのだが、写真雑誌と言うこともあり、自然とメンバー全員がこれからこの写真同人誌九州と共に、私たちがどう九州と向き合って行くのかを考えていた様にも思う。
タイトルにある「九州三県境」とは九州で3つの県に跨る県境をさし、福岡、熊本、大分からなる県境。大分、熊本、鹿児島からなる県境。
そして熊本、宮崎、鹿児島からなる県境の三ヶ所存在する。
今回、松岡は大分、熊本、宮崎へ。内田は福岡、熊本、大分へ。尾崎は熊本、宮崎、鹿児島へ。
彼岸も終わり何とも心地良い秋を、光を全身に浴びながら各メンバー一斉に「九州三県境」を目指した。
きっと意識的に訪れることの無かったであろう場所。
この土地を訪れたことで、改めて大地を根にして共に歩んで行く人々の営み、その根源をほんの少しだがこの眼で見た様な気がする。
− 写真同人誌九州IIより
- 判型
- 297 × 210 mm
- 頁数
- 64頁
- 製本
- ソフトカバー、ケース入
- 発行年
- 2015
- エディション
- 300