アヤ子江古田気分 & My Life as a Dog
藤岡亜弥が日本大学芸術学部在籍中(1990年代)に撮影した、二作品が収録された新作私家版写真集。
1990年代に“女の子写真”とカテゴライズされた一人の作家として、写真を通してもう一度当時を振り返った作品。『アヤ子江古田気分』は、江古田にあった下宿先の大家のおばあさんとの思い出を綴った写真エッセイ(写真と文章のコンビネーションが素晴らしい)。2冊目の『My Life as a Dog』は、都会の片隅の子供たちをスナップで捉えたシリーズ。
「私が田舎から東京に出てきて夢中になったことは、東京を体験することそのものだったのだと思う。もう江古田に思い出を探しに行くことはないだろうが、もしだれかに「あなたの特別な場所はどこですか」と聞かれるようなことがあったら、私は「ビミョーだけど江古田」と答えるだろう。
― 藤岡亜弥
当時の藤岡をよく知る7人の証言集・小冊子「あの頃」、ポスター、ポストカード(2枚)付き。
証言集「あの頃」執筆陣:
吉田広二(元『スタジオ・ボイス』編集者)
土田ヒロミ(写真家)
岡本真菜子(日本大学芸術学部同級生)
安村崇(日本大学芸術学部後輩/写真家)
長沢栄美子(日本大学芸術学部バレー部先輩)
菅沼比呂志(インディペンデント・キュレーター)
- 判型
- 210 × 148 mm
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2021
- 言語
- 日本語
- エディション
- 300