古屋誠一
Seiichi FURUYA
1950年静岡県生まれ。東京写真短期大学(現・東京工芸大学)卒業。1973年にシベリア経由でヨーロッパに向かい、各地に点住し1987年以降はオー ストリアのグラーツを拠点に活動。「カメラ・オーストリア」誌の創刊、編集、「フォルム・シュタットパルク」の活動に参加し、日本の写真家をヨーロッパに 紹介するなど、幅広い活動を展開している。写真集に、1980年に滞在したアムステルダムからなる写真集「AMS」また1978年に結婚し1985年に自ら命を絶った妻クリスティーネの肖像やヨーロッパ各地を撮影し続ける《Gravitation》シリーズ を 編んだ「Memoires」、「Seiichi Furuya Memoires 1995」や「Christine Furuya-Gossler Memoires, 1978-1985」、「Portrait」などがある。
2002年、「Last Trip to Venice」で第27回伊奈信男賞受賞。2003年、日本の現代写真家を紹介する展覧会「Keep in Touch」をグラーツにて開催。2004年、ウィーン・アルベティーナ美術館にて個展開催と同時に「alive」を出版、さがみはら写真賞を受賞。 2006年10月に赤々舎より、初めて公開するクリスティーネの手記を基に編集された写真集「Memoires 1983」を出版。
出版物
1989 - 「Mémoires」 Edition Camera Austria
1995 - 「Seiichi Furuya, Mémoires 1995」 Scalo
1997 - 「Christine Furuya-Gössler, Mémoires, 1978-1985」、光琳社
2000 - 「Portriat」 Fotohof
2002 - 「Last Trip to Venice」 私家版
2004 - 「alive」Scalo
2006 - 「Mémoires 1983」 赤々舎
2007 - 「Aus den Fugen」 赤々舎
2010 - 「Mémoires. 1984-1987」 NOHARA / Camera Austria
2014 - 「国境 シュターツグレンツェ 1981-1983」 Spector Books / IZU PHOTO MUSEUM
受賞
2004 - さがみはら写真賞