1945年、山形県生まれ。法政大学文学部哲学科卒業後、トラック運転手、遠洋マグロ漁船乗組員、暗室マンなど様々な職業を経て写真家になることを決意。以来、写真表現の追求に身を投じ、1973年より浅草で出会った人々を撮り続けている一連のポートレイト群『PERSONA』、独自の視点で町を写し出したシリーズ『東京迷路』『東京夢譚』で、一躍その名を知られるようになる。『東京ポートレイト』はこの2シリーズから精選した写真に未発表写真を加えたもの。

出版物

1987 -『王たちの肖像:浅草寺境内』矢立出版 
1992 -『India』みすず書房 
1996 -『や・ちまた:王たちの回廊』みすず書房 
1999 -『東京迷路』小学館 
2001 -『しあわせ:インド大地の子どもたち』福音館  
2003 -『Persona』草思社 
2005 -『ぺるそな』草思社 
2005 -『In-between 8 鬼海弘雄 ポルトガル、マルタ』EU・ジャパンフェスト日本委員会 
2007 -『東京夢譚』草思社  
2007 -『Asakusa Portraits』ICP
2010 -『アナトリア』クレヴィス  
2011 -『東京ポートレイト』クレヴィス  
2014 -『世間のひと』筑摩書房 
2016 -『Tokyo View』かぜたび舎 
2017 -『India 1979–2016』クレヴィス 
2019 -『PERSONA 最終章』筑摩書房 
2019 -『persona in india:SHANTI』筑摩書房

個展

1999 -「ペルソナ(1)」ポーランド, Krakow Manggha 
2002 -「ペルソナ(Ⅱ)」ポーランド, Krakow Manggha 
2004 -「ペルソナ」山形・酒田 土門拳記念館 
2011 -「東京ポートレイト」東京 東京都写真美術館 
2012 -「ペルソナ(+インド・アナトリア)」山形 山形美術館
2012 -「ペルソナ(+インド・アナトリア)」兵庫・伊丹 伊丹市立美術館
2013 -「ペルソナ」宮崎 宮崎県立美術館
2014 -「浅草ポートレイト」スペイン・マドリッド スペイン文化庁ギャラリー
2014 -「INDIA 1987〜2011」愛媛 松山県立美術館
2015 -「Tokyo:voyage a Asakusa」Societe d’encouragement Pour パリ
2017 -「India 1979-2016」富士フイルムフォトサロン 東京
2018 -「PERSONA」blue hole(秋田)
2019 -「PERSONA 鬼海弘雄写真展」寒河江市美術館 山形 
2019 -「鬼海弘雄PERSONA最終章」入江泰吉記念奈良市写真美術館 奈良県
2020 -「や・ちまた 鬼海弘雄」南塚フラッグシップギャラリー 東京

収蔵

Tokyo Metropolitan Museum of Photography: 17 photographs from the series Ōtachi no shōzō (later known as Persona or Asakusa Portraits)
Museum of Modern Art, Toyama (Japan)
Domon Ken Photography Museum (Sakata, Yamagata, Japan)
Neue Nationalgalerie (Berlin)
Walther Collection (Neu-Ulm, Germany / New York): 16 photographs from the series Asakusa Portraits
Center for Creative Photography (University of Arizona, Tucson)
Hood Museum of Art (Dartmouth College, Hanover, New Hampshire)
Museum of Fine Arts, Houston (Texas)
Museum of the International Center of Photography (New York)
Mead Art Museum (Amherst College, Amherst, Massachusetts)
Philadelphia Museum of Art

鬼海弘雄の書籍