アグライア・コンラッド
Aglaia KONRAD
アグライア・コンラッドは1960年ザルツブルグ(オーストリア)生まれ。現在、ブリュッセル(ベルギー)在住。
90年初頭よりアグライア・コンラッドは都市、特に巨大都市に焦点を当ており、そのインフラや建築、都市計画や自然発生的な発展などを記録してきた。北京、カイロ、ダカール、サンパウロ、東京などの巨大都市探索は多くの写真やビデオなどを生み出してきた。
コンラッドにとって重要なのは作品が展示されるコンテクストである。彼女は本の出版や展覧会などを全てこのアーカイブの要素を再構成する機会であると捉え、ビデオ、スライドプロジェクション、大規模なインスタレーション、フォトエッセイなど様々な形式で発表してきた。コンラッドにとっては、写真や映画は都市や建築を記録する中立的で無味乾燥なメディアなどではなく、それを解体し、体感するための物理的なツールなのである。
コンラッドは以下を含む数々の賞を受賞している:Otto Mauer賞 (1997年)、Camera Austria賞(2003年)、Vevey International Photography賞(2004年)、Albert Renger-Patzsch 賞(2007年)、Fernand Baudin賞(2011年)。
最近の個展:Headers and Footers、Schleuse, オーストリア、ウイーン(2020年)、Books in Space、Manifold Books、オランダ、アムステルダム(2019年)、Frauenzimmerstunde, Lumiar Cité、ポルトガル、リスボン(2018年)、From A to K、 M Museum、ベルギー、ルーヴァン(2016年)。
アグライア・コンラッドの作品を取り扱うギャラリー: Nadja Vilenne Gallery (リエージュ)、Raum mit Licht(ウイーン)。