新乗宇宙
「新乗宇宙」は台湾の岐路となる選挙が近づく日々に緊張と憂鬱をいつも頭のどこかに抱えながら、生まれ育ったその土地を撮影した作品。
この世界の大きな流れの中で我々はどうすることもできないかもしれない。しかし変わり続ける世界を感じ、解釈しどのような評価を下すかを考えることで、その先の先に微弱ながらも変化を生むことは可能だ。たとえそれが大河にバケツで臨むようなものだとしても意味のない事ではないと信じている。ただ流されるのと、自らがその流れになっていくのとでは雲泥の差なのだ。今の僕には写真を撮ることしかできない。しかしそれを続けることに何らかの意味があると思うのである。― 富澤大輔
- 判型
- 210 × 276 mm
- 頁数
- 136頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2020
- 言語
- 日本語、中国語