故郷は戦場だった

故郷は戦場だった

山田實

出版社:未来社

ゼロの荒野に萌えたつ命の輝き

いくたびも死線を越えシベリアより帰還し、復興する沖縄に立つ名もなき人々を撮り続けたリアリズムの〈職人〉。
〈生き残り〉の責を胸に秘し沖縄戦後写真とともに歩んだ大正生まれの写真家が、失なわれゆく風景のなかに繋がれる命を刻んだ〈スナップ = 魂込み〉の世界、モノクロ130点。
仲里効とタイラジュンが解説を寄せている。

― 出版社説明文より

山田實(やまだ・みのる)
1918年、沖縄生まれ。明治大学卒。41年、日産土木株式会社入社、満州赴任。44年、召集・関東軍入隊。敗戦後、シベリア抑留を経て1952年、沖縄に帰還、山田写真機店開業。二科会沖縄支部結成メンバー(58年)、沖縄ニッコールクラブ初代会長(59年)、沖縄写真連盟設立メンバー(66年)、会長(72年)、沖縄県写真機材商組合長(72年)。琉球新報写真コンクール特選(56年)、沖縄タイムス芸術選賞大賞受賞(77年)、沖縄県文化功労者(2000年)、沖縄県文化協会賞受賞(2002年)、琉球新報賞受賞(2009年)。写真集に『子どもたちのオキナワ 1955-1965』(2002年、池宮商会)、著書に『山田實が見た戦後沖縄』(2012年、琉球新報社)。

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判型
234 × 258 mm
頁数
154頁、掲載作品130点
製本
ソフトカバー
発行年
2012
言語
日本語
ISBN
978-4-624-90021-2

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