photographers’ gallery
2001年1月、新宿2丁目の雑居ビルの4階に「photographers’ gallery」と名前をつけて小さな部屋を借りた。かつて、この新宿2丁目には森山大道さん達が作った「camp」という写真のギャラリーがあった。そのことを意識したわけではないが、不動産屋を探しているうちにこの場所にたどり着いた。結局、安くて便利な場所は、歓楽街の雑居ビルの奥にあるということだろう。photographers’ galleryのメンバーは多彩だ。20~50代まで、年齢もキャリアーも写真もバラバラである。メンバーの入れ替わりもある。自主運営ギャラリーといえばロマンチックにも響くが、毎日こまごまとした実務の連続である。自作の展示の他に、企画展、レクチャー、シンポジウムの開催、機関誌や写真集の発行、ホームページでの情報、エッセイ、批評などの発信、さらに移動pgと称して全国各地、海外での展覧会も行っている。