幻戯書房
幻戯書房は歌人で作家の辺見じゅんが、父であり、角川書店の創立者である角川源義の創業の精神を受け継ぎ、設立した出版社です。幻戯書房の「幻戯」は、角川源義が自宅を「幻戯山房」と称していたことに由来します。
川源義の理想は、昭和20年8月15日を原点として、日本文化の再生をはかることにあり、目標として、プラトンの精神を体し、終局的にはプラトンの全集を出すことを願っていました。そこで、「人間の教育」にお役に立つ本づくり、芸術的な本づくりという理念で、幻戯書房を立ち上げ、出版文化の基本に徹した刊行を目指します。