1966年生まれ、宮崎県出身。1983年、映画「ションベン・ライダー」でデビュー。「息子」(91)で日本アカデミー賞新人俳優賞・最優秀助演男優賞他、計8つの映画賞を受賞。その後日本アカデミー賞は、優秀主演男優賞1回、優秀助演男優賞2回受賞。 海外作品にも多数出演しカンヌ国際映画祭・最優秀芸術貢献賞「ミステリー・トレイン」(89)、ロカルノ国際映画祭・グランプリ「オータム・ムーン」(92)、リミニ国際映画祭グランプリ、トリノ映画祭審査員特別賞「コールド・フィーバー」(95)では主演を務めた。台湾映画「KANO」(2015)では、金馬奨で中華圏以外の俳優で初めて主演男優賞にノミネートされ、「あん」(15)、「パターソン」(16)、「光」(17)でカンヌ国際映画祭に3年連続で公式選出された初のアジア人俳優となった。近作は「赤い雪」(19)、「ある船頭の話」(19)、「最初の晩餐」(19)、「カツベン!」(19)、「ファンシー」(20)、「星の子」(20)ほか。2021年5月21日に「茜色に焼かれる」が全国公開された。6月11日に「名も無い日」が全国公開される。 写真家としても多くの個展を開き、20年以上のキャリアを持つ。2018年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

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