shashasha 写々者

Lena C. EMERYはロンドンを拠点に活動する写真家、環境保護活動家。ヨーロッパとアジアを行き来しながら育った環境に大きな影響を受けたエメリーの作品は、人類と自然の共生的交流の新たな詩的再想像を語っている。

2021年、エメリーはBJPによる気候変動への行動を喚起する世界的な環境イニシアティブである「変革の10年賞」の受賞者に選ばれた。

オープンウォーター・ダイバー、ドライスーツ・ダイバーの資格を持つエメリーは、海洋保護区の必要性を訴えるため、100点以上の海洋写真のポートフォリオを制作した。90年代半ば、エメリーの父親はトゥカン・ベシ群島にダイビング・リゾート、ワカトビを共同設立し、サンゴ礁保護プログラムを実施した。2002年には、継続的な取り組みの成功が人権に基づく保全の先例となり、インドネシア政府はこの地域を139万ヘクタール以上に拡大し、今日ワカトビ国立公園として知られるものを創設するに至った。2012年にはユネスコの生物圏保護区に登録され、世界で最も多くのサンゴ礁と魚類が生息する、生物多様性の高い海洋生息地のひとつに認定された。