shashasha 写々者

Harley WEIRの写真は、超越的な優しさをもって身体、自然、素材にアプローチする、共感的で真実味のあるものの見方の代名詞となっている。コマーシャル、エディトリアル、写真、映画制作など、ロンドン生まれのウィアーは、色彩と構図に関する高度な感覚を駆使し、忘れがたい印象を残す視覚的雰囲気を追求してきた。常に既成概念を覆すイメージメーカーであるウィアーは、現代において女性のまなざしをどのように捉え、再構築し、新しいものにしていくかというアイデアに大きな影響を与えてきた。

ウィアーにとって、カメラは知識を得るための道具であり、個人的なプロジェクトにも及ぶ深いイメージ作りの実践である。旅する先々で、この写真家は被写体やその環境との深い協力関係を求めており、その姿勢はフレームを超えたパートナーシップの形成にまで及んでいる。自身のさまざまなプロジェクトで、ウィアーはプラスチック廃棄物、難民や移民の権利、海洋保護、若者の治療支援などに関する認識を高めるとともに、それらの活動を支援する団体への資金集めにも努めている。