坂田栄一郎
Eiichiro SAKATA
1941年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、株式会社ライトパブリシティに1年在籍した後に渡米し、リチャード・アヴェドンに師事。その後、「注文のおおい写真館」、「TALKING FACES」など、それまでの日本の肖像写真にはあり得なかった意欲的な作品を次々に発表。88年の創刊から雑誌「アエラ」の表紙の肖像写真を担当、創刊25周年を迎える2007年まで撮り続け、これまで1000人余を撮影。93年には写真界の大型国際イベントとして知られる「アルル国際写真フェスティバル」(フランス)に招待され、写真展を開催、同時にワークショップを行なう。2004年には東京都写真美術館で「PIERCING THE SKY-天を射る」を開催し、大きな話題を集め、05年には土門拳賞と日本写真協会賞・作家賞を受賞。13年には“人のいないポートレート”を中心としたシリーズ「江ノ島」が原美術館で開催され、新たな境地に挑んだ新作が大きな話題を呼んだ。