コリエ・ショア
Collier SCHORR
1963年ニューヨーク生まれ。80年代後半から90年代初頭にかけてのニューヨークのアート界で、ポストモダニズムの語法を取り入れながら、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を行き来するような作品を発表。しばしば被写体を寓意的に使用するショーアの作品は、アイデンティティ・ポリティクスの庇護のもとで、自我の命名法について魅力的な問いを投げかけている。彼女の実践に自伝的参照とポスト流用の美学を導入することで、ショールの現在進行中の作品群は、肖像画に関連する作家性とパフォーマンスの流動的な性質を交渉している。 303 Galleryで開催された彼女の最新の展覧会「8 Women」では、ショールのエディトリアルやファッション作品の要素が彼女の芸術的対話に組み込まれ、オブジェ性と表象の主観的な性質が解き明かされた。過去1年間、ショールはシャンタル・アケルマンの映画「Je Tu Il Elle」(1975年)をバレエ・パフォーマンスに翻案してきた。
ニューヨーク近代美術館、アルルのLUMA財団、クラクフのクラクフ現代美術館、ディジョンのル・コンソシアム、ロサンゼルスのロサンゼルス郡美術館、ニューヨークのグッゲンハイム美術館、ベルリンのクンストヴェルケ、ミネアポリスのウォーカー・アート・センター、アムステルダムのステデライク美術館、スペインのコンソルシオ・サラマンカなど、一流の会場で国際的に作品を展示している。ショールの最近の作品をまとめた6冊のモノグラフがイギリスのMACK社から出版されている。ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツで学び、現在はブルックリン在住。
個展
2019 - "Stonewall At 50", Alice Austen House, Staten Island
2017 - “The Arcades: Contemporary Art and Walter Benjamin”, The Jewish Museum, ニューヨーク
2016 - “Systematically Open?”, Luma Foundation, Arles, フランス
2015 - “Greater New York”, MoMA P.S. 1, ニューヨーク
2014 - “8 Women”, 303 Gallery, ニューヨーク
2014 - “Better than Before”, Consortium, Dijon, フランス
2014 - “The Decade” Pompidou Metz, Metz, フランス
2011 - "Collier Schorr: German Faces", CoCA Kronika, Bytom, Upper Silesia, ポーランド
2011 - “Transformed Land”, Fondation Calouste Gulbenkian, Paris, フランス
2011 - “More American Photographs”, CCA Wattis Institute, San Francisco, アメリカ
2011 - “Commercial Break”, Garage Center for Contemporary Culture, イタリア
2010 - Berardo Museum, Lisbon, Portugal (curated by Sergio Mah as part of Photo España)
2010 - “Pictures by Women: A History of Modern Photography”, Museum of Modern Art, ニューヨーク
2008 - Le Consortium, Dijon, フランス