土門拳賞受賞作家、梁丞佑の『青春吉日』が新装版で復刊

『青春吉日』は、2012年に禅フォトギャラリーから刊行されるも完売となり、これまで入手困難となっていた写真集。1996年の来日後東京で写真を学んでいた梁が、昔の仲間の自死をきっかけに自身の軌跡と身近な人々記録したシリーズをまとめたもので、日本と韓国を行き来しながら1999年から2006年にかけて撮影された。
『新宿迷子』では、歌舞伎町を居場所に生きる人々を生々しい距離感で切り取ったが、梁は『青春吉日』でもまた同様に自身の暮らしやを赤裸々に捉えらえた。新装版では、表紙デザインが大幅に変更され、内容にも改変が加わる。shashashaでは、近日予約販売を開始いたします。どうぞお楽しみに。

いろいろあってタイミングが回ってきたから今回新装版を出すことになった。
おかげで、僕のくだらなくも楽しかった人生が、少し豪華になって帰ってきた。
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去年ちょうど娘も生まれたことだし、この作品のまとまった展示は今回を最後に、娘が20歳ぐらいになるまでは封印しようと思っている。

― 梁丞佑

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