Dewdrop 露のしずく
スイス人フォトグラファーが自然の中に見出した和の心
秋の季語としても知られる露は、季節の変わり目、朝晩の寒暖差により一時的に現れる自然現象です。
枝や葉についた今にも落ちそうなほど膨らんだ水の雫は、光を反射しレンズのように風景を写し出します。
写真家はその一時を求めて、10年以上にわたり至近距離で雫の撮影を続けました。
またその中で、「自然や時間によってもたらされる変化に美しさを見出し、静寂に向き合い深く味わう」という日本古来の侘び寂びに通ずる美の価値観を見出しました。
本書は、モノクロで撮られた雫の写真178点と、松尾芭蕉や与謝蕪村、小林一茶ら歌人が露の情景を詠んだ11句が配された構成で、自然が作り出す清冽な世界を静かに味わう贅沢なアートブックとなりました。
― 出版社説明文より
- 判型
- 272 × 300 mm
- 頁数
- 392頁、掲載作品178点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2024
- 言語
- 英語、日本語
- ISBN
- 78-4-908062-60-5