自らの内面を見つめるように東京のスピリットの片鱗を、いつまでもこの時を過ごしたいと思うほんの僅かな間を、輝くものが偶然そこにあり見つけることができ撮影できた時、至福感を覚える。
被写体の背景や意識を想像させ、思考に耽る表情は自らの生き方に嘘のない純真に満ちている。
時が過ぎても古びることのない美がそこにあり伝え記録したいと言う衝動にかられる。

1964年生まれ。独学で写真を学ぶ。

鈴木信彦の書籍