JTは、フランス在住のドキュメンタリー写真家、アーティスト。長年、社会から疎外されたグループに焦点を当て、貧困、都市化、新たな移民、特定の民族コミュニティといった社会問題の複雑な関係を探求してきた。

中国の僻地に長期滞在した際、中国の農村部の孤児の生活状況を探る初の長期ドキュメンタリー・プロジェクト「Wild Grass」を開始。このシリーズは2017年の国際写真賞で金賞を受賞した。

2016年、JTは「風の呪い:ハンセン病の歴史」プロジェクトをスタートさせた。ハンセン病に罹患した村やコミュニティの生活環境、社会構造、病理学的特徴などを独自のアプローチで記録した。この作品により、2019年にBourse du Talent賞、2021年にMusée Albert-Kahn賞を受賞。

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