Self and Others
1983年に36歳で夭逝した写真家の代表作。友人、家族、子供たちのさりげないポートレイトの背後から、不意に感情をゆさぶる光が輝きだす。序文・大辻清司。解説・飯沢耕太郎。
「対象はすべて人間、つまり他人であり、その一枚一枚に彼のいアデンティティが絡み合いながら二重写しになったり、突き放して距離も置いている様が、ぼくには見えてくる。どの写真を見ても、写っている者たちと同じ年代であった頃の牛腸君の像が重なりあって、あたかも時空間を超越して彼ら自身に変身してしまった願望の自画像として、こうした写真がとられているのか、とも想像するのである。」
― 大辻清司
- 判型
- 235 x 205mm
- 頁数
- 114 頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2013 (第七版)
- 言語
- 日本語