京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成
京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成
出版社:国書刊行会
戦後70年間埋もれていた、膨大な新発見近現代史資料の全貌を初公開!
戦後70年間京都大学人文科学研究所に眠っていた、「華北交通」撮影の膨大な写真群。満鉄と並ぶ国策鉄道会社が遺した奇跡的な資料をここに初公開! 失われた風景や貴重な風俗、鉄道や産業の克明な記録を詳細な研究論考とともに〈写真編〉〈論考編〉の2分冊で詳細に分析し紹介する。日本・アジア近現代史研究に新たな材料を提供する一冊。
<本書の特色>
● 戦前の中国大陸に設立された「満鉄」と並ぶ国策鉄道会社「華北鉄道」撮影の知られざる膨大な写真群から約900点にのぼるその精華を初紹介。
● 戦後、京都大学人文科学研究所に原型のまま移動・保存されていたため、極めて状態の良い当時の中国の風俗、鉄道や産業の克明な記録がここに初めて明らかとなる。
● 代表的で貴重な写真を撮影当時の分類に基づき台紙も含め集成した〈写真編〉、第一線の研究者によって資料を読み解いた〈論考編〉の二分冊で構成。
●〈写真編〉には検閲済のものを別途区分けして掲載。加えて詳細データを記載したリストも完備した。
● 〈論考編〉には写真が主に掲載されていた戦前の雑誌『北支画刊』『北支』『華北』の全表紙・総目録を収録(表紙はカラー版)。
● 写真をふんだんに使用した広報冊子『華北交通』を復刻して収録、さらに「華北交通写真」とそれら雑誌や京大人文研をつなぐキーマンであった加藤新吉の随筆など、関連資料をも集成した。
写真編:約400ページ、論考編:約300ページ
― 出版社説明文より
- 判型
- 315 × 224 × 70 mm
- 頁数
- 780頁
- 製本
- ハードカバー、ケース
- 発行年
- 2016
- 言語
- 日本語
- ISBN
- 978-4-336-06088-4