楢橋朝子
Asako NARAHASHI
東京都生まれ。早稲田大学第二文学部美術専攻卒業。
在学中の1980年代半ば、森山大道のワークショップ「フォトセッション」に参加。1989年に初の個展「春は曙」を開催。翌年、自作の発表の場としてギャラリー、03FOTOS(1990-2001)をオープン。97年に初の写真集『NU・E』、2003年にはカラーのスナップショットによる写真集『フニクリフニクラ』を刊行。2000年ごろより、のちに『half awake and half asleep in the water』(2007年)としてまとめられ、またその後も『Ever After』、「近づいては遠ざかる」などに続いていく、水の作品の撮影を始める。『half awake and half asleep in the water』は出版後に大きな反響を呼び、以降、国内外問わず個展や企画展、写真集の出版などを軸に、インディペンデントな活動を続けている。日本写真協会新人賞(1998)、写真の会賞(2004)、東川賞国内作家賞(2008)を受賞。
©Asako Narahashi
出版物
2018 『ギプス』オシリス
2015 写真冊子「Biwako」ギャラリーMain & 03FOTOS
2013 『Ever After』オシリス
2012 エッセイ「とおすぎてみえたこと」photographers’ gallery
2009 『近づいては遠ざかる』オシリス
2007 『half awake and half asleep in the water』ナツラエリプレス(Nazraeli Press)
2003 『フニクリフニクラ』蒼穹舎
1997 『NU・E』蒼穹舎
1996-2000 写真誌『main』1号~ 10号(共著)、main 編集室
個展
2021 「ただよえど沈まず」IG Photo Gallery、東京
2018 「ヘルノ / 楢橋朝子 at ヘルノ」(DESIGNART TOKYO 2018) ヘルノ青山店、東京
2017 「a retrospective – asako narahashi」Ibasho、アントワープ、ベルギー
2017 「NU・E:New Selections from 1992-1997 Exhibitions @03FOTOS」The Third Gallery Aya、大阪
2016 「近づいては遠ざかる 1985/2015〈ベトナムの場合〉」photographers’ gallery、東京
2015 「Biwako」ギャラリーMain, 京都
2013 「堀川—Horikawa Horizon」中京大学アートギャラリーC•スクエア、名古屋
2012 「とおすぎてみえたこと――アムステルダム、黒姫」photographers’ gallery、
2012 「in the plural」ツァイトフォトサロン、東京
2011 「Coming Closer and Getting Further Away」ヴァウターファンリューヴェン、アムステルダム
2010 「Asako Narahashi」イランエンゲルギャラリー、パリ
2009-10 「Coming Closer and Getting Further Away」ローズギャラリー、サンタモニカ
2009 「half awake and half asleep in the water」ガン・ギャラリー、ストックホルム
2009 「近づいては遠ざかる」東京アートミュージアム、東京
2009 「フニクリフニクラ」ポートギャラリーT、大阪
2008 「half awake and half asleep in the water」ヨッシ・ミロ・ギャラリー、ニューヨーク
2008 「half awake and half asleep in the water」ギャルリ・プリスカ・パスケール、ケルン
2008 「アナザサイド」空蓮房、東京
2007 「half awake and half asleep in the water 06/07」ツァイトフォトサロン、東京
2005 「half awake and half asleep in the water 04/05」ツァイトフォトサロン、東京
グループ展
2021 「ART OSAKA 2021」大阪市中央公会堂、大阪
2021 「Paris Photo 2021」Grand Palais Ephémère、パリ
2020 「Our Duty is to Experiment: 20 Years Galerie Priska Pasquer」Priska Pasquer Gallery、ケルン、ドイツ
2020 「眠り展:アートち生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで」東京国立近代美術館、東京
2018 「Paris Photo 2018」Grand Palais、パリ
2018 「アマナ コレクション展 02—楢橋朝子、野口里佳、米田知子」IMA Gallery、東京
2017 「daikanyama photo fair 2017」代官山ヒルサイドフォーラム、ヒルサイドプラザ、東京
2017 「Seize the Uncertain Day —ふたしかなその日」東京藝術大学大学美術館陳列館、東京
2016 「Festival Images Vevey」市内各所、ヴェヴェイ、スイス
2015 「Now and Then, Japanese Photography and Art」Priska Pasquer Gallery、ケルン、ドイツ
2015 「Mons 2015 / Regards de Femmes」Mons Maison Folie モンス
2014 「Songs from the Heart」ブレダフォト、ブレダ
2013-14「A Sense of Place」(Pier 24 Photography、サンフランシスコ)
2013 「二年後。自然と芸術、そしてレクイエム」(茨城県近代美術館)
2013 「Edo Pop The Graphic Impact of Japanese Prints」Japan Society Gallery、ニューヨーク
2013 「Dark Blue: The Water as Protagonist」Haggerty Museum of Art、ミルウォーキー
2012 「Sweet & Salt Water and the Dutch」KunsthalRotterdam、ロッテルダム
2011 「横浜プレヴュ」新港ピア、横浜
2011 「Mizu no Oto – Sound of Water」フォトグラフィア、ローマ
2011 「續•彩虹— As Long As Rainbow Lasts 日本當代藝術家群展」ソカアートセンター、台北
2011 「記憶の桜」リコーフォトギャラリーRING CUBE
2010 「Troubles de l’objectif」ホスピスアーブル、トゥルコアン、フランス
2010 「Summit of the Six」ヴァンガードギャラリー、上海、
2010 「水浴考」東京国立近代美術館 小企画展 ギャラリ−4、東京
2009 「中国現代美術との出会い―日中当代芸術にみる21世紀的未来」栃木県立美術館、宇都宮
2008 「Water in Photography」ハイス・マルセイユ写真美術館、アムステルダム
2008 「Heavy Light: Recent Photography and Video from Japan」 ICP、ニューヨーク
2008 「7 Views toward the World」 ギャラリー・タチアート、ヘイリ(韓国)
2007 「Japan Caught by Camera: Works from the Photographic Art in Japan」上海美術館、中国
2007 「水のかたち」茨城県立近代美術館、水戸
2007 「FASCINATION ―イメージの冒険・現代写真の5人」東京日本橋高島屋美術画廊X、東京
2006 「rapt! 20 Contemporary Artists from Japan」Centre for Contemporary Photography、メルボルン
2005 「GAW展 パート5」新宿ゴールデン街、プラスチックモデル、東京
2005 「arteLanzarote 2005 ― III Encuentro Bienal」MICA Lanzarote、カナリア諸島
受賞
2004 第16 回写真の会賞受賞
1998 日本写真協会新人賞受賞