砂のキャンバス
和歌浦在住の写真家、松原時夫の2作目となる写真集。2021年2月刊行の1作目『水辺の人』が1955〜1969年に撮影した初期作品群であるのに対し、『砂のキャンバス』に収録した作品の撮影年は2016〜2021年。松原氏76歳から81歳現在の作品群だ。日課のように早朝の片男波海岸に行き、野鳥にエサをやり、砂浜を撮る。海水や風がつくる砂のテクスチャーは、絵画に造詣が深い松原氏にとってまさにキャンバスだ。マチエールや色の濃淡など絵画的な造形を砂の表面に見出したのかもしれない。他に類を見ない繊細な写真表現を、超高精細印刷で再現した渾身の一冊。
― 出版社説明文より
- 判型
- 279 × 197 × 13 mm
- 頁数
- 64頁、掲載作品57点
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2021
- 言語
- 英語、日本語
- エディション
- 300
- ISBN
- 978-4-9909354-4-3